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「01より各機へ。ただちにフォーメーションAを組め」
「03
から07『Gアイゼン』、所定の位置につきました」
「08から12『Gリッター』、所定の位置につきました」
輸送機『タウゼント・フェスラー』からの降下を終えた連邦の部隊は、隊長である
『メリエル・F・ウェルマー』からの指示ですぐさま隊列を整え、イスルギ重工・マ
レーシア工場の中央棟に対して2〜3kmほど距離をとりながら銃口を向けていた。
 この部隊は、エアロゲイター戦役で敵中枢を破壊した『ハガネ・ヒリュウ改 連合
部隊』を模して、世界各国にある連邦の支部から、有望な若年兵を集めて組織された
部隊である。彼らは後々、連邦の特務部隊として世界中を駆け回る事が決定されてい
る。
 無論、装備の面でも彼らは優遇されていた。彼らの乗る機体はエアロゲイター戦役
において予想をはるかに上回る活躍をした機体『アルトアイゼン』と『ヴァイスリッ
ター』の量産型である次期主力兵器『G(ゲシュペンスト)アイゼン』と『G(ゲ
シュペンスト)リッター』を優先的に回されていた。更に隊長機である01と副隊長
である02には、アルトとヴァイスの生みの親である女性特機設計者マリオン・ラド
ム博士によって両機の発展型である『ノイアイゼン』と『シュヴァルツリッター』が
廻されるという破格の待遇だった。
 そして隊長機であるノイアイゼンとシュヴァルツリッターには、部隊内で最も成績
優秀だったメリエルと相棒であるトウマ・ミナグチが搭乗していた。
「メリエルちゃん、メリエルちゃん」
 突然、メリエルの通信機から声が聞こえてきた。それはトウマからのプライベート
通信だった。
「なに?」
「そっちの機体の様子はどう?操作する時、違和感は無い?」
「別に無いわ、前に乗ったアルトと同じよ。そっちの方は?」
「こっちもヴァイスと変わりないよ。でもこれ、あのマリオン博士が作った物だから
ね・・・・」
「まあね」
 メリエルは多くは語らなかったが、トウマの言葉に意義は無かった。二人ともこの
部隊に配属される前は、連邦軍 北米支部のATXチームに所属していたので機体
や、その製作者の事もよく知っていた。
 アイゼンシリーズとリッターシリーズの生みの親であるマリオン博士は、とにかく
EOTを機体へ使う事を拒否するうえ、製作する機体はどれも極端な仕様になり、能
力的に優れているものの乗り手までも極端に選んでしまうほどである。(その為量産
計画は彼女ではなく、元・夫のカーク・ハミル博士主導で動いていた)
 無論メリエルやトウマが乗る機体も、仕様がかなり極端になっている。メリエルが
搭乗するノイアイゼンは、装甲と攻撃力の増加と引き換えに運動性が急激に低下して
いて、トウマが搭乗するシュヴァルツリッターは、ノイアイゼンと逆に運動性と攻撃
力を装甲を犠牲にして強化していた。その事を気にしてトウマはメリエルに声をかけ
たのだが、メリエルはさほど機体に違和感を抱いてはいなかった。
「それよりもこの作戦を成功させる事を気にした方がいいわよ。最初の作戦で失敗し
たら洒落にならないわ」
「大丈夫だよ。どうせ敵は単機だろ?」
 メリエルの言葉にトウマは笑って答えた。
彼らのようなエリート部隊がわざわざイスルギ重工・マレーシア工場に出撃した理由
・・・・。それはこの場所に現れたSクラステロリスト、ジン・イスルギの捕縛及びヴァ
ルゼリオンの拿捕であった。
 連邦軍上部は、いかにヴァルゼリオンが強力でも、単機である以上強力な部隊をぶ
つければ拿捕は可能だと、過去のヴァルシオン撃破から判断して、この部隊を派遣し
たのだった。
戦力は以前にヴァルシオンを撃破したハガネ改の部隊よりも機体のスペックもパイ
ロットの操縦技術も格段に上がっている。特にノイアイゼンとシュヴァルツリッター
のスペックは、エアロゲイター戦役で戦っていた機体よりも高く、この部隊が負ける
要素は欠片も無いはずである。
しかし、それでもメリエルの心には何かが引っかかっていた。人に話せば初めて部隊
を指揮する立場に対する不安と言われて終わるだろうが、メリエル自身には全く説明
できない不安感が拭い去れずにいた。
(駄目・・・・。こんな根拠の無い不安に影響なんかされちゃいけない)
 メリエルは自分の中の不安を払拭するべく、一度大きく深呼吸をし、あるスイッチ
を押して大きく声を出した。
「テロリスト、ジン・イスルギに告ぐ!我々は地球連邦軍 極東支部に所属する特務
部隊である。我々の目的はそちらがDCより強奪したヴァルゼリオンの回収である。
無論、抵抗したらそれなりの措置を取らせてもらう。もちろん無抵抗でヴァルゼリオ
ンを供出した際には今後の裁判に対して便宜を図る。これより五分以内に回答をして
いただきたい」
 メリエルの降伏勧告は、特殊スピーカーを介して工場の敷地に響き渡る。だが一分
経っても二分経っても、ジン・イスルギが立て篭もっているらしい工場からは何の動
きも見えなかった。
「トイレにでも行ってて、聞こえなかったのかな?」
「・・・・そうね。もう一度言ってみるわ」
 トウマの少々間の抜けた呟きを聞き流しながら、メリエルはもう一度勧告をするべ
く、再びスピーカーのスイッチを入れようと手を伸ばそうとしたその時、突如ハン
ガーの一角が破壊された。
「えっ!?」
「な、何だ!?」
 メリエルもトウマも、突然の爆発に目を奪われ、その方向へ目を向けた。そこには
壁を破壊し、そこからゆっくりと姿を現すヴァルゼリオンがあった。
「あれが・・・ヴァルゼリオン」
 メリエルは、悠然と立ち尽くすヴァルゼリオンの威容を見て驚愕し、思わず呟い
た。その自分達の機体の二倍ほどもある全長に、あのヴァルシオンを模したフォル
ム。
だが何よりもメリエルを驚愕させたのが、ヴァルゼリオンの中から感じられる『威圧
感』と『凶悪な殺気』だった。
(アレは危険だ・・・)
 それがメリエルの頭に、真っ先に浮かんだ言葉だった。それこそ何の根拠も無いた
だの思い過ごしにしかすぎない。だがそれ以上にメリエルの本能と言うべき部分が警
報を発していた。
「全機、攻撃準備・・・」
「え?メリエルちゃん、何を言ってるんだよ?あいつはまだ抵抗してないんじゃ・・
・」
 突然のメリエルの言葉を聞いたトウマは、聞こえた事が信じられなかったのか、メ
リエルに聞き返してきた。だがメリエルは苛立ちながらトウマを冷たく突き放す。
「見てわかんないの?あいつは何の返事も無くあの機体を起動させてきたのよ?確実
に降伏する意思は無いわ」
「でも・・・・・・」
「いいから!!早く全機攻撃準――」
 メリエルがトウマを無視して攻撃を開始しようとしたその時、突如ヴァルゼリオン
が襲いかかって来た。ヴァルゼリオンは、最も近くにいたGアイゼン目掛け右腕を伸
ばした。
「ひっ!?」
 パイロットは、襲いかかるヴァルゼリオンに対し、反射的に左腕の二連マシンキャ
ノンを向けた。だがヴァルゼリオンはそれよりも早く、Gアイゼンの角を掴んで機体
を振り回し、地面に叩きつけた。
それどころか、ヴァルゼリオンは倒れているGアイゼンのコクピットに拳を振り下ろ
した。ヴァルゼリオンの拳はGアイゼンの装甲を問題にすることなく機体を貫通し
た。
メリエルとトウマは殺されたパイロットの断末魔を、通信機を介して耳にしながらも
ヴァルゼリオンの姿から視線を離せずにいた。
その悪鬼の如き姿から・・・・・・。


「クソッ!!やっぱり通信が妨害されてやがる!!」
 ジンは怒りを噛み殺しながら、ヴァルゼリオンのコクピットに座り、ヴァルゼリオ
ンを起動させた。
 ジンには、あの男・・・キョウシロウの真意は全くわからない。だが、それより重
要な事は、今から自分が、ここに来た連邦の部隊を壊滅させなければ、カズエがキョ
ウシロウによって殺されてしまうという事実だけだった。
 そんな事をさせるわけにはいかない。ジンはすでにヴァルゼリオンと化している自
分の右手を強く握り締めた。
キョウシロウには既に親友であるナオトを殺されている。もう二度とそんな真似をさ
せるわけにはいかない。ジンはその決意を表すかのように、目の前にあるハンガーの
壁を拳で破壊した。ハンガーの壁は簡単に崩れ落ち、ヴァルゼリオンが出る事が出来
るほどの大きな穴が開き、そこから薄暗いハンガーの中へ太陽の光が差し込んでき
た。
ジンはゆっくりと外へ出た。突然薄暗い所から明るい所へ出たため、光を眩しくなが
らも連邦軍の部隊を見つけるべく目を凝らしてあたりを見回す。
「いたか・・・・・」
 ジンは敵戦力を把握する為に彼らを睨みつける。目視できる敵機の数は12体、機
種は、DCの情報には無い新型であるが、外見からエアロゲイター戦役で活躍したア
ルトアイゼンとヴァイスリッターの発展型と量産型(以下、発展型がノイアイゼンと
シュヴァルツリッター、量産型がGアイゼンとGリッター)である事が見て取れた。
(なるほど・・・・新型の実験ついでってやつか。なめやがって・・・・)
そう感じたジンは更に苛立つ。だがその苛立ちを押さえつけるように先手を取られて
もすぐに対応できるように、警戒しながらゆっくりと一歩ずつ確実に間合いを詰め
る。
(一気に片付けたいが・・・・・後の事を考えれば全力を出すわけにはいかない。ク
ソッ・・・)
ジンは焦りで無意識のうちに舌打ちをした。確かにジンの考えどおり今のヴァルゼリ
オンが全力を使えばこの部隊など十分以内に壊滅させる事ができる。だが、ヴァルゼ
リオンがいくら力があっても、ジンの脳がその負担には耐え切れないのも確実であっ
た。
もし全力で壊滅させたところでキョウシロウが約束を守るとはわからない。その際に
失神していてカズエを助けられないという間抜けな事態を起こす訳にはいかないので
ある。
その為ジンは相手の隙を伺いながら、自分の有利な間合いを確保する為、連邦の部隊
に近づいていったのだ。
ヴァルゼリオンが一歩踏み出すごとに、間合いは詰まっていく。それでも敵は警戒は
しても手を出してはこなかった。そしてついにジンと敵部隊の距離がヴァルゼリオン
の射程内にまで詰まりきった。
「いくか・・・」
ジンは視線を、一番近いGアイゼンに移し、それを攻撃するべく右腕を伸ばした。G
アイゼンは、伸ばした腕に反応して左腕を上げた。だがそれもヴァルゼリオンのハン
ドスピードには間に合わなかった。
ジンは量産型アイゼンの角を掴み、そのまま持ち上げて機体を振り回し、地面に叩き
つけた。
「死ね」
 ジンは、掴んでいた角から右手を離し、一度振り上げてからコクピットにたたきつ
けた。ヴァルゼリオンの手から触角は伝わっては来ないものの、本能的にパイロット
が死んだ事を察知して、ジンは右手を引き抜き、立ち上がった。
 今度は視線を固定せず、部隊を見回した。機体自体に目立った動きは無いが、かす
かに部隊そのものが後退していた。それは完全にジンの思惑通りだった。
 集団戦闘においての鉄則は、弱い物から撃破する事である。その際、決定的な力の
差や残虐さを見せる事によって相手を萎縮させる事ができる。ジンはそれをDCに入
る前からの経験からその有効性を知っていた為、即座に実行したのだった。
それに彼らが乗っているのが新型だったのもジンにとっては幸いだった。起動兵器搭
乗者の多くは、新型を任せられた際、今までの機体以上の戦果を上げられると錯覚し
がちである。スペックや武装以上に『新型』と言う言葉の魔力がそうさせるのだ。
だからジンはその心の動きを利用した。たった一撃で機体を破壊するどころか、パイ
ロットも殺す事によって、新型を使っても手も足も出せないという印象を植え付けよ
うとしたのだった。
案の定、敵の部隊は同僚を殺された怒りをぶつけてくるどころか、自分達が殺されな
いように後退を始めた。それを見て、ジンは口元を歪ませ、笑みを浮かべた。
『恐怖に囚われた味方は、敵に勝る』それが戦いの鉄則である。恐怖に思考を奪われ
てしまっては、的確な判断はできなくなる。的確な判断ができなければ勝つ事は不可
能になのだ。
ジンは、今の連邦軍の目に、自分自身が化け物のように映っていると推察した。この
ままいけば労する事無く全滅できる。ジンはそう思い、もう一機撃墜するべく一歩間
合いを詰めた。
 だが、その時、突如後方にいたはずのGリッターが二体動き出した。Gリッター
は、ヴァルゼリオンを左右から挟み込むように旋回し、ホーミングミサイルと左腕か
らの二連ビームガンを撃ってきた。
 ジンは、敵機の動きに多少面食らったものの、即座に心を切り替えて、向かってく
るミサイルとビーム弾の間を突き抜け、自分の左舷にいるGリッターへ向かって飛ん
だ。
 ヴァルゼリオンの動きを見て、Gリッターは、即座に銃口を向けようとした。だが
銃口を向けるための手を動かす前にGリッターのコクピットをヴァルゼリオンの右足
の爪先が貫いていた。
「あと十体」
 ジンは、Gリッターを突き抜けたままのつま先を抜こうとせず、そのまま足を振り
回して離れて固まっている複数のGリッターへ、スクラップと化したGリッターをた
たきつけた。そのジンの唐突な行動に、連邦の部隊は反応できず、飛んできたGリッ
ターの直撃を食らい、機体バランスを崩して、落下をし始めた。
 連邦の部隊は、その衝撃的な光景を目の当たりにし、ジンが飛ばしたGリッターと
落ちていく仲間達に釘付けとなり、ほんの一瞬ヴァルゼリオンから注意が完全にそれ
た。だが、それもジンの目論見の一つだった。Gリッターを叩きつけた事は、布石で
しかなかったのだ。
 ジンは全員の視線が逸れた瞬間、最も近くにいたGリッターの頭を右手で掴んだ。
Gリッターのパイロットは、慌ててヴァルゼリオンを引き剥がそうとするが、それよ
りも早く、左手の貫手が機体のコクピットを貫通した。
そしてジンはそのままGリッターの頭を掴み、連邦の部隊が最も密集している所へ投
げつけ、それと同時に左手に巨大な歪みの弾丸を作り出した。
「人間爆弾ならぬPT爆弾。威力は桁違いだぜ!!」
ジンは、高速で連邦軍との距離を取りながら、左手に作り出した歪みの弾丸を右手で
撃ちだし、Gリッターに叩きつけた。歪みの弾丸はGリッターの体にめり込み、機体
内にある動力炉を爆発させた。
Gリッターの動力炉は、最新型にふさわしく、高出力の物を積んでいる。その為、動
力炉が破壊された際に起きる爆発はかなりの被害を及ぼす。ジンはそれを利用して敵
全てを破壊しようとしたのだ。
案の定、爆発は凄まじかった。500m以上距離を取ったものの、近くにいた機体が
誘爆を起こした為、かなり広範囲に被害を及ぼした。とっさにカズエのいる中央棟は
ヴァルゼリオンとGテリトリーで守ったものの、周囲にいた機体は運が良ければ半
壊、運が悪ければ跡形も無く焼け焦げていた。
「終ったか・・・・・」
 自らの起こした惨状を見て、ジンは安心したように呟いた。無論、連邦軍と戦った
事で自分達の立場を悪くして知ったかもしれないが、それ以上にカズエを守りきれた
事がジンには重要だった。
「よし、さっさと戻ろう。カズエさんを助けた後は、キョウシロウを殺さないと」
 ジンは急いでカズエの所へ向かうべくヴァルゼリオンを走らせる。だがその時、ジ
ンの感覚に連結しているレーダーに突然反応が出てきた。反応はジンの上空にあり、
高速で徐々に落下してきた。
「なんだっ!?」
 とっさにジンは上空を見上げた。そこには既に目視可能な距離にまで垂直に降下、
接近していたノイアイゼンがいた。ノイアイゼンは両腕に装備されているリボルビン
グ・ステークを叩きつけようと構えを取った。
「クソッ!!」
 ジンは、ノイアイゼンの攻撃を受け止めるのは愚策と判断し、高速で降下してくる
ノイアイゼンに右足で飛び回し蹴りを放った。回し蹴りは確実にノイアイゼンの左肩
に命中した。だがそれでもノイアイゼンは少しも逸れる事無く、逆に攻撃してきた
ヴァルゼリオン目がけて、右腕のリボルビング・ステークを叩きつけようとしてき
た。
「させっかよ!!」
ジンは蹴りを入れた右足を、とっさに引き込んで回転し、左足での後ろ回し蹴りを叩
き込みノイアイゼンを吹き飛ばし、両者とも空中で体勢を崩す事の無いまま地面に着
地した。更にノイアイゼンの背後には、いつのまにかシュヴァルツリッターが待機し
ていた。どうやらこいつがノイアイゼンを上空から落下させたようだ。
(隊長機が生き残っていたか・・・)
 ジンは、今の一合で、ノイアイゼンのパイロットの実力を知った。あの爆発を回避
し、そのうえ自分に奇襲すらかけてきた二機の実力を警戒し、構えを取った。
その時―――
「ヴァルゼリオンに乗っているジン・イスルギ。聞こえている?」
「ん?」
 突如、どこからか少女のような声がスピーカーを通して聞こえてきた。
「こちらは連邦軍特務部隊隊長メリエル・F・ウェルマー。ノイアイゼンのパイロッ
トよ。戦いの前にそちらに忠告したい事があるわ」
(忠告?)
 ジンは、突然話しかけてきたメリエルをいぶかしみながらも、自分の方もスピー
カーを入れた。
「こちらジン・イスルギだ。一体忠告とはなんだ?手短に言ってもらおう」
「そう。なら用件だけ言わせてもらうわ。私達は貴方の逮捕と、ヴァルゼリオンの拿
捕を命令されているわ・・・・」
 メリエルの声は最初は静かに淡々と言葉を出していた。だが、言葉を出すごとに誤
記が強くなってきた。
「でも貴方は私達の仲間を殺した・・・・。それもコクピットそのものを狙うような
残酷なやり方で・・・・。そんな輩をただ捕まえる事なんて私には出来ないわ・・・。今か
ら私は貴方を捕まえようとは思わない!!貴方を殺し、その上で残骸になったヴァル
ゼリオンを回収させてもらうわ!!」
 その叫びと共にノイアイゼンはジンに向けて高速で突撃してきた。だが、それでも
ジンは竦む事など無く、それどころか顔に笑みさえ浮かべた。
「殺す気で来るか・・・。その意気は認めてやる。だがな・・・・てめえじゃ役不足
だよ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ここから下は今回出てきた『Gアイゼン』と『Gリッター』の説明です。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ゲシュペンスト・アイゼン
 連邦軍はエアロゲイター戦役において、アル
トアイゼンとヴァイスリッターの有効性を認識し、量産化を決定した。(ちなみにゲ
シュペンスト・アイゼンは黒く、ゲシュペンスト・リッターは、青くカラーリングさ
れている)
 なお量産化決定に伴い、兵器としての汎用性の追及のため、試作機設計者のマリオ
ン・ラドム博士ではなく、カーク・ハミル博士によって設計されている。(余談では
あるが量産化の事はマリオン博士にはロールアウトが終わっても知らされていな
い。)
 量産化の際、極端なコンセプトを抑え、汎用性を高めながらも攻撃力の低下を影響
の無いレベルにまで抑えた優良な機体である。
 唯一の誤算は初戦で戦った敵がジン・イスルギが乗るヴァルゼリオンだったと言う
事だろう。


型番:PTX-003MP
能力値(OG基準)
HP 3800
EN  100
運動性 100
装甲 1200
地形適応
空:A 陸:S 海:B 宇:A
タイプ ホバー
移動 6 サイズ M 強化パーツ 3

武器名         攻撃力 射程  命中 C修正 条件 消費
空 陸 海 宇
ホーミング・ミサイル 射   1800   2-6  60   0   − 
弾15 A B B A
 敵を自動で追尾するミサイル

デリンジャー・ホーン 射P  2000  1-3  40  0   −  弾 5 A
A B A
 角の先に小口径の銃をつけている。威力は期待できないが牽制や不意打ちに最適で
ある。
(特殊効果として命中率半減がある)

2連マシンキャノン  射P  2200  1-4  30  10  −  弾10 A
A B A
 左腕についている射撃兵器。威力は無いが牽制に向いている。

インパクト・ステーク  格P   3000  1-3 10  35  −  EN10 A
A B A
 右腕についている鉄柱を打ち出す杭打機構。アルトアイゼンと違って実弾ではな
く、ゲシュペンストMk2についているジェットマグナムと同じプラズマエネルギー
でステークを打ち出す。
 ジェットマグナムとの違いは、単発である事とステークが大型になっている事であ
る。

スクエア・ガトリング  格P   3700  1-4  5  50  −  弾 3 A
A B A
 肩部に収納されている4連装ガトリングから弾を発射する兵器。威力よりも汎用性
を重視したため、クレイモアは廃止されている。だが集弾率の向上の為、威力に目
立った変化は無い。

ゲシュペンスト・リッター

型番:PTX-007'MP
能力値(OG基準)
HP 3600
EN  120
運動性 120
装甲  700
地形適応
空:S陸:A 海:C 宇:S
タイプ 空陸
移動 7 サイズ M 強化パーツ 3

武器名             攻撃力 射程 命中 C修正 条件 消費 空 陸
海 宇
ホーミング・ミサイル 射   1800  2-6  60  0   −  弾15 A B
B A
 敵を自動で追尾するミサイル

2連ビームガン  射PB    2000  1-4 40  20  −  弾10 A A
− A
 左腕に装備されたビームガン。

オクスタン・ライフルE 射  2700   3-7 35  15  −  E 15 A A
− S
 ヴァイスリッターのオクスタン・ランチャーを扱いやすくした兵器。このモードは
ビームを打ち出す。

オクスタン・ライフルB 射P 3100  1-4 30  20  −  弾 7 A A
B S
 ヴァイスリッターのオクスタン・ランチャーを扱いやすくした兵器。このモードは
弾丸を打ち出す。なお、Wモードが無いのは、あのモードがエクセレンの技術によっ
て行われているためである。

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